IT系会社員ブロガー

某IT企業に勤める40代会社員の雑記帳

プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジが発表されたが..

f:id:breakthrough1020:20201216211657p:plain

先日 ANA Pay がスタートしましたが、その際「ANAペイの利用額は、ANAマイレージクラブの会員ステイタスを判定する材料の一つとなるという」ことだけが発表されていましたが、本日「プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ Status Challenge 2021」として正式に発表されました。

breakthrough1020.hateblo.jp

詳細についてはこちらです。

www.ana.co.jp

2021年度は、通常のプレミアムポイントでのステイタス獲得以外に、3つの条件を達成すると、2022年度プレミアムメンバーサービスのステイタスが付与されることになりました。

 

3つの条件とは、

  1. 年間のプレミアムポイント獲得数(ANAグループ運航便ご利用分のみ)
  2. ANAマイレージクラブのサービス利用数
  3. ANAカード・ANA Pay決済額の総額

で、それぞれの獲得数などは以下となります。

f:id:breakthrough1020:20201216212805p:plain

 

条件1 のプレミアムポイントについては、プラチナステイタスになるには、通常5万ポイントが必要となりますが、これが3万ポイント(▲2万ポイント)となっており、通常のブロンズステイタスと同じポイント数に緩和されています。

 

次の条件2の対象サービス利用は、以下のサービスの内、7つのサービスを利用することが条件となっています。

7つもサービスを利用するのは結構厳しいかと思っています。

 

最後の条件3は、ANAカード・ANA Payの決済金額合計です。

これについては、600万円以上となっており、かなりのムリゲー高額なのではないでしょうか?

私は、条件3が一番厳しいのではないかと思っています。

 

f:id:breakthrough1020:20201216214038p:plain

2020年2月 株式会社GV お金情報サイト「まねーぶ」の クレジットカード保有者1,000人を対象にした調査によると、年間300万=月25万以上とすると、全体の「20万円~30万円未満 1.1%」と「30万円以上 1.4%」の合計は2.5%ですので、年間300万円利用する人は、そもそも2.5%未満となります。

 

ANAカードは、ANAスーパーフライヤーズカードも含めて 約230万枚発行されているので、その内の2.5%とすると、年間300万円をクリアできるの人は、57,500人程度だと思われ、そして、その倍の年間600万円というと、その10%未満、せいぜい5,000人(0.2%)いれば良いのではないでしょうか?

 

そうすると、この「プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ Status Challenge 2021」は、殆ど(=99.8%)の方にとって全く興味のないものになるのは間違いなく、前回 ANA Pay の時に期待していたのですが、全く期待はずれのものになってしまいました。

 

ANA Payの利用で、飛行機に乗らなくても上位ステイタスを獲得できることになれば、普段飛行機には殆ど乗らない方でも、ANA Payを利用して見ようかというモチベーションになると思いましたが、これでは厳しいですね。 

こうなると、乱立するQRコード決済で、ANA Pay自体が全く流行ることなく、終了してしまうのが、目に見えてきたと言えます。

 

それと、今回ダイアモンド+Moreというステイタスが新設されています。

ANAカードファミリーマイルに登録のご家族へ「ダイヤモンドサービス」ステイタスをプレゼントするという超強力な特典があり、かなりモチベーションが上がると思われます。

ただ、コロナ禍、これからのニューノーマルの中で、15万プレミアムポイントを取得するのは一部の特別な方を除き、至難の技だと思いますが。

 

以上です。