IT系会社員ブロガー

某IT企業に勤める40代会社員の雑記帳

コンビニから成人雑誌が消えることで思うこと

2017年11月21日 ミニストップが、女性や子どもに配慮し、成人向け雑誌(以下、成人誌)の販売中止を発表したことがニュースになっていた。

 

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女性や子どもに配慮 雑誌市場の縮小も背景 ミニストップ成人誌販売中止 | 千葉日報オンライン

 

と思ったら、実際は、イオンが、書店を含む雑誌を扱うグループの全国7,000店舗で、来年1月から成人誌の販売をやめることを発表し、傘下のコンビニであるミニストップが12月から千葉市内で先行して取り組むとのこと。

 

「社会インフラであるコンビニの使命として、誰でも安心して使える店づくりをする」、「これを契機に、青少年や女性が快適に過ごせる取り組みが広がってほしい」と述べたとのこと。さらに、一般の小売店で幅広く成人誌を置くのは諸外国では珍しいとされ、訪日客が多くなる東京オリンピックを前に対応が必要と判断したとのこと。

 

そもそも、これだけインターネットがこれだけ発達し、手元のスマートフォンでいつでもエロ画像や、エロ動画を検索・閲覧できる状況で、成人誌(以下、エロ本 or ビニ本)自体にどれだけのニーズがあったのかが疑問である。

単純に、企業イメージアップのために、殆ど売上・利益に影響ないエロ本の取り扱いをいち早く止めたと考えるのが妥当ではないかと思っている。

実際、コンビニのエロ本の収益性データは探したが見つかりませんでした。

 

一方で「清らかなものしか置かない世の中は本当に息苦しい」 や、Twitterで飛び火して「週刊大衆の中吊りをなんとかして!」などなど、さらに見苦しい。

 

一昔前は、日活のポルノ映画のポスターが小学校の通学路にも張ってあったり、ビニ本自動販売機も、あちこちに設置されていた。よく公園や河原に、捨てられたビニ本を探しにいったものだ。

 

東京オリンピックをダシにするのも、いい加減聞き飽きた。

禁煙(屋内全面禁煙)は、ある程度の健康被害受動喫煙防止法で理解できるが、エロは違うだろう。

禁煙は、WHOが、世界49カ国で、屋内の公共の場所が全面禁煙となっているが、日本では、法律で喫煙を禁じている屋内の公共の場がなく、受動喫煙政策の普及状況を示したWHOの評価基準で、4段階中で最低ランクに位置付けられており、日本の禁煙状況は「時代遅れ」とのこと。

※ちなみに国連加盟国数は193カ国なので、世界49カ国はたった25%ですけど。

エロは、海外、とくにアメリカやヨーロッパでは、映画やTV番組でも男性女性を問わず局部がモザイクなしで出てくるし、エロ本はもちろんモザイクなしだ。海外からエロ本を持ち帰る時には、税関でドキドキするくらいだ。

日本のヘアヌードどころか、海外はアンダーヘア処理をしているのでハイジーナ(パイパン)の丸出し状態だ。

WHOEROの調査結果だと、先進49カ国で日本は、ERO評価基準で、4段階中で最低ランクに位置づけられるエロの圧倒的後進国なのではないかと思う。

インターネットで簡単に無修正のエロ画像やエロ動画が見れるのに、無修正のDVDを販売すると逮捕されるのは一体なんなのだろうか。

逮捕している警察は無修正のエロは自主規制で見ないのだろうか?

 

とまあ、企業イメージアップのための発表を、さも別の意図・意義があるように取り上げるのはどうかと思うし、それに便乗してエロ後進国の日本をさらに息苦しくするんじゃない、と言ういち個人の意見でした。

 

ちなみに(女性を敵に回すつもりはないですが)個人的な意見としては、一日中、生理用品のTVコマーシャルをやるのを何とかしてならないものかと思っている。

アルコール各社が、5:00~18:00はアルコールのCMをやらないように、生理用品も食事の時間は自主規制するなどしてはどうかと常々思っています。

 

 以上です。