IT系会社員ブロガー

某IT企業に勤める40代会社員の雑記帳

デジタルデータリカバリ(旧:日本データテクノロジー)に依頼する前に是非一読ください(再アップ)

DMCAの悪用で元記事がGoogleから除外されたので再アップしました。

 

少し前(2015年)になりますが、ハードディスク上のデータ(ファイル)を誤って削除してしまい、自分で復旧を試み論理的にデータ復旧できたのですが、正常に中身を見ることができないため、業者さんへデータ復旧を依頼した時の話しです。

 

データ復旧業者は、検索するとまぁ色々出てきます。

値段もピンキリで、技術力(復旧できるのか)も分からず、正直どこに頼めば良いのか全くわからない状況で、幾つかの業者さん(大手から個人)にメールで状況を伝え、復旧できそうか?もし復旧できるのであればどれくらいの費用がかかるのか?などを問い合わせをしていました。

その中で「日本データテクノロジー(今はデジタルデータリカバリ」という非常に不愉快な会社とのやり取りを紹介します。

  

まず、いきなり電話がかかってきました(他の業者さんはメールでのやりとり)

ホームページを見る限りではかなり良さそうだったのですが、対象のハードディスクが1.0TB(バックアップ用の外付けハードディスク)であり、ホームページ上の価格が15万~とかなり高額だったので、どうしようか迷っていたのですが、いきなり電話がかかってきて、

(担当者A)「ホームページは15万とあるが、単純にデータを削除しただけなのであれば、数千円とか数万円程度で復旧できますよ。とりあえず初期診断だけは無料なのですぐに是非送ってください」

とのこと。

事前にメールで詳細な内容を記載していたのですが、(担当者A)は全くメールの内容について確認しておらず、とりあえず診断は無料、送付も着払いで無料なのでディスクを送れとのことでしたので、こちらも困っていたのでひとまずディスクを送ることへ。

※この時に安易にディスクを送ったのがこの後の失敗のもとでした...

 

翌朝の10時過ぎ、ディスクが届いたであろう時間に電話がかかってくる。

(担当者B)「ディスクが到着して早速診断を行ったが、かなり深刻な状況であることが分かった。データを復旧できるかどうか分からない状況である。申し訳ないが、復旧にあたって少しでも情報が欲しいので、データを削除した時の詳細な状況を教えて欲しい」

とのこと。

※ディスクが届いて数時間も経っていないのでは?それと、かなり深刻な状況というのはありえない??

事前にメールで詳細な内容を伝えているため、それ以外のことを話し始めたところ、(担当者B)も、昨日(担当者A)と同じくメールの内容を一切確認していないことがわかり、また、昨日(担当者A)と会話した内容についても全く情報が連携されていないことがわかり、メールの内容から、いちからすべて説明を実施することに。

さらに何度も「データ復旧作業は急ぎか?」と尋ねてくるが、こちらはそもそもバックアップ用のハードディスクなので、早急に必要になるものではないと伝え、別に一週間後でも一ヶ月後でも良い、と伝える。

※この時点で不信感を抱きだした...

  

その日の夕方(16時ごろ)に再度電話がかかってくる。

(またしても別の担当者C)「かなりデータの復旧が困難な状況であったが、なんとかデータ復旧の目処がついた。ついては30万の費用がかかるが良いか?」

とのこと。

とても30万は払えないので断るとまた「急ぎではないのか?」と聞いてくるので、まったく急ぎではないと応えると「改めて連絡する」と電話が一度切られ、再度掛かってきて、「急ぎでないのであれば、10万円ではどうか?」とのことだったので、10万円はこちらとしては高額であったが、削除したデータすべてが復旧できているのであれば検討すると回答すると、

(担当者C)「今すぐに判断をして注文をしてくれ、刻一刻とディスクの状況がまずくなっており、1秒でも早く復旧作業をしないと、データ復旧がさらに難しくなる。データ復旧できなくなるかも知れない」

とのこと。

急ぎかどうかは関係なく、ディスクの状況がまずくなることなどありない。この脅しで不信感が確信に変わったため、「復旧をお願いするが、事前に伝えているデータ(ファイル名、数、ファイルサイズはわかっているので)すべてが復旧されていなければお金は一切支払わないですが良いですか?」と伝えると、(担当者C)「お金は先払いです」という。

「復旧されるかどうかも分からないのに、お金を先に払うことはあり得ない」と伝えると、また電話が切られる。

※電話が切られた後、改めて、この会社の評判を調べると悪評が出てくる出てくる...

 

日本データテクノロジーからハードディスクが戻ってきたので、状態を確認して他の会社に問い合わせてみた : さむらいコピーライティング道

日本データテクノロジー 評判について: パソコンあたふた日記

日本データテクノロジー 評判 警鐘 その2: パソコンあたふた日記

日本データテクノロジー 評判 手口 その3: パソコンあたふた日記

 

翌日以降、さらに次々に別の担当者から電話がかかってきて、お金を先に払えの一点ばり。こちらは復旧が確認できない限りは支払わない。ただし、ハードディスクが人質に取られているため、万が一ハードディスク上の正常な他のデータを消されたら大変なことになるため、強く言えない状況が続く...

  

その後、まぁ色々と電話やメールでやりとりをしましたが、結局ハードディスクは無事に(もちろんこちらの着払い)で手元に取り戻すことができ、データ復旧の依頼も取り消してもらえることになりました。このやり取りを詳細に書くとこちらを特定されそうなので、やめておきます。

 

いずれにせよ「日本データテクノロジー(今はデジタルデータリカバリ)」が、データを本当に復旧できたのかは結局のところは分からずじまいです、もしかしたらデータ復旧されていたのかも知れませんが、とりあえず「日本データテクノロジー(今はデジタルデータリカバリ)」に頼もうかどうか迷われていて、もしこれを見られた方がいらっしゃったら、いま一度再考されることをおすすめします!

 

私は、その後、きちんと調べた業者さんにお願いして無事データ復旧ができました。もちろん10万円なんて掛かっていません。

 

 【追記】2016年1月に「日本データテクノロジー」から「デジタルデータリカバリ」へ改名されていますので、こちらをどうぞ。

breakthrough1020.hateblo.jp

【追記】私が依頼した業者を紹介して欲しいとコメントをいただきますが、色々と面倒なことが多いので、データ復元業者やデータ復元ソフトをお教えするのはやめています。困られているは理解できますが、何度もコメントされてもお教えしません。

  ちなみに、私は論理データ破損(削除したデータ復旧)を依頼しており、物理的な破損やRAIDディスク破損の復旧の依頼ではありません。また、論理データ破損であれば、まずはデータ復元ソフトを試されることをオススメします。

 

以上です。