IT系会社員ブロガー

某IT企業に勤める40代会社員の雑記帳

Evernote 改悪に思う老舗サービスの限界

老舗のクラウドサービス、Evernoteが仕様の改悪(=改善の逆)を行いましたね。

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私のところにメールが届いたのは6月29日です。

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私は以前NTTドコモスマホのキャンペーンで、Evernote プレミアムを1年間無料で利用していたのですが、月額 600円(または年額 5,200円)の価値はないと判断し、Evernote ベーシック(無料)を利用しています。

今回の改悪でEvernote ベーシックでは、ノートを同期できる端末数は 2 台までとなりました。

つまり、1台のパソコンと1台のスマホのみとなり、別のパソコン・スマホタブレットではNGとのこと。

要するに、1台のパソコンと1台のスマホを利用した状態で、タブレットEvernoteアプリを立ち上げると、

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のように表示され、[続行]をすると、

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2台を選択してくださいって、なんだこりゃ...

かなり気分の悪い仕様変更(改悪)ですね。そしてメールでは、

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プレミアムを1年間半額にしても購入しないし。

 

Evernoteはベーシック(無料)以外の有料は、

  • Evernote プラス 月額 360円または年額 3,100円
  • Evernote プレミアム 月額 600円または年額 5,200円

がありますが、正直高すぎですね。有料の最初の敷居が異常に高い。

 

Evernoteは機能が多すぎて、殆どの方は機能を使いこなせていないのではないかと思います。

ブログには、

Evernote の価格プランの改定について - Evernote日本語版ブログ

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ユーザのみなさんの要望に応える新機能も随時実装しながら、主要製品をよりパワフルに、直感的に使えるようにすることに引き続き投資してまいります。一方で、それを実行するためにはたくさんの労力と時間、そしてお金が必要になります。そこで、Evernote に大きな価値を見出してくださる方には、私たちが必要な投資を行えるよう、ぜひ力を貸していただきたいと考えております。ひいては、Evernote 製品の利用体験をさらに進化させていきたいのです。

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あまりにも、機能をつけすぎて開発コストが上がってしまっているのでしょう。

殆どの利用者が望まない機能をつけても仕方ないと思います。

さらに、フリーミアムのビジネスモデルでメニュー付けが完全に失敗していると思います。月間アップロード容量(プラスが1GB、プレミアムが10GB)とか意味がわからん。

単なるメモの保管程度に利用されている方にとっては、Evernoteベーシックの選択しかないと思います。

 

breakthrough1020.hateblo.jp

Evernoteは、Web2.0の時からの老舗のクラウドサービスなので、是非とも頑張って欲しいのですが、時代の流れですね。どんどん衰退し、近々消えゆくサービスなのでしょう。

※私のもっとも古いノートを見ると、2008年10月でしたので、もう8年も使っていました。

 Dropboxマイクロソフトであれば、OneDrive/OneNoteGoogleであれば、Googleドライブ/Google Keepあたりで十分まかなえちゃいますしね。

他のクラウドサービス(例えばspringpadとか)が終了する時は、Evernoteへの一括移行方法が提供されていましたが、Evenoteの終了時には、DropboxGoogle Keepあたりへの一括移行方法が提供されると幸いです。

 

Web2.0全盛期サービスについて

breakthrough1020.hateblo.jp

Evernoteの続きについて

breakthrough1020.hateblo.jp

以上です。